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写真集『栄醤油~醤油の蔵物語~』土屋由美子
¥1,800
掛川市横須賀の写真作家土屋由美子さんが、江戸時代から遠州横須賀街道にある栄醤油醸造の写真集「栄醤油~醤油の蔵物語~」を1年かけて完成させ、自費出版しました。 麹(こうじ)が育つ様子や、蔵人の古川真輔さんが諸味(もろみ)を長い棒でかき混ぜる姿、醤油料理を食べる子どもたちの笑顔を20ページに収めました。 土屋さんは「蔵の中は光や音がなく、桶からパチパチ、プチプチという音が響いた。古川さんと微生物が意思疎通しているようだった」と振り返ります。 220年の伝統ある醤油作りを描いた貴重な写真集です。
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『ねこおち』伊藤千史/著(子鹿社)
¥2,420
第25回岡本太郎現代芸術賞入選作家の伊藤千史が一日一本のノルマで15年間書き溜めていた前代未聞の墨絵漫画。 サムライやヒヨコ、鳥、さまざまな動物たちがアホらしく自由に力強く動き回る異次元ワールドで、一人(一匹?)冷静沈着なネコが一刀両断のオチをつける!読み返すほどに味わい深くアホらしい、新たな世界観の虜になる人が続出中。「ねこおち中毒になりそう!」「見てるとなんか、頭にくるんだよ!」「コイツら可笑しすぎる!」「初めて聞いたぜ、海またぎ!」「ククククク、、、」意味不明の感想多数な16編。 高久書店の特典として、伊藤千史さんのポストカードをお付けします。
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『くらやみに、馬といる』河田桟/著(カディブックス)
¥990
SOLD OUT
(与那国島 カディブックスさんの本の説明より) 与那国島でカディと暮らしはじめて十年が経とうとしています。 日々の暮らしのなかで私がひときわ大切にしている日課が、 夜明け前のくらやみの時間をカディと過ごすことです。 馬といるくらやみに身を置いているうち、 一滴一滴したたり落ちてきた言葉の断片を集めたのがこの本です。 前作までの『ウマと話そう』シリーズは、 馬と人のコミュニケーションにフォーカスした本でした。 実用の書というにはずいぶん受動的でぼんやりしていたと思いますが、 やはりひとつの目的に光を当てていたので、 そこからこぼれるものがあるように感じていました。 ですから本書は『はしっこに、馬といる』の続編ではなく、 そのうしろ側みたいな位置にあると言えばいいでしょうか。 前作までを「昼の世界」とするなら、これは文字通り「夜の世界」の話です。 このような内向きで個人的な文章を いったいどなたが読んでくださるのかいぶかしく思いつつ、 それでもこの道を通らないわけにはいかないんだよなあ、 という奇妙な感覚に包まれながらこのちいさな本を作りました……
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『はしっこに、馬といる ウマと話そうⅡ』河田桟/著(カディブックス)
¥1,870
(与那国島 カディブックスさんの本の説明より) 『馬語手帖』の続編は、ずいぶんへんてこな本になりました。 「ウマとヒトのコミュニケーション」についての本、 であることはたしかなのですが、 これまでの「ヒトとウマの常識」からは、 だいぶかけ離れているかもしれません。 身体的に力がなかったり、 ウマに対して強く接することが苦手だったり、 という、ある意味では「弱い」部分を持ったヒトが、 ウマとコミュニケーションを取るためにはどうしたらよいかを 考えていく本、と言ったらいいでしょうか。 与那国島の自然の中で、 相棒のウマと暮らしているうちに見えてきた、 これまでとはちがうコミュニケーションの形について、 とても個人的な視点から書いています。 ヒトが答えを決めて、 それに添うようウマに動いてもらうのではなく、 ウマの話に耳を傾けながら、 一緒に考え、一緒に答えを探していく、 静かなコミュニケーションです。 強くならずとも、ウマとつきあうことはできますよ、 そこにはものすごく豊かな世界が広がっていますよ、 と、だれかに伝えたくて、この本を作ったのかもしれません。
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『馬語手帖 ウマと話そう』河田桟/著(カディブックス)
¥1,320
SOLD OUT
(与那国島 カディブックスさんの本の説明より) ウマがどんなふうに話すか、知っていますか? 鼻をブルルルッと鳴らしたり、ヒヒーンといなないたり。 そう、それもたしかに彼らの言葉です。 でもたぶん、声を使うのは全体の5%ぐらい。 ウマの会話の中心は体を使ったボディランゲージです。 耳やしっぽを動かしたり、体全体で動いたりしながら、 ウマはいつも仲間同士でいろいろな会話をしています。 たとえば「静かに草を食べている」姿の中にも、 実はたくさんのコトバが隠れています。 ぱっと見てもわからないかもしれないけれど、 たしかに彼らは話しているのです。 この、音だけに限定されないウマたちの言葉、 コミュニケーションする手段が「馬語」です。 ウマは賢い動物です。 人間が簡単な言葉や合図を教えれば、 それを覚えて、反応してくれるようになります。 あなたが愛情を持って(人間の言葉で)話しかけたり、 やさしく触ったりすれば、 ウマはそのトーンを感じ取ってくれもします。 でもそれは、あくまでも人間中心。 ウマの立場に立った会話ではありません。 その逆に、もし人間であるあなたが馬語を理解したら、 (人間だって賢い動物なのだから、やればできるはず) さあ、どんなことが起こるでしょう。 まずウマは、「お!」と驚きます。 「このいきものはヒトのようにみえるけれど、 どうやらウマのことばがわかるようだぞ」と、 あなたに注意を向けてきます。 そして、これまでとは違う態度を取り始めます。 たとえば言葉の通じない外国に行った時、 「こんにちは」「ありがとう」とカタコトの言葉を話すだけで、 その国の人は、ぐっとあなたに親近感を持ってくれますよね。 そんな感じに近いと思います。 ウマはいろいろなことをあなたに語りかけ始めます。 この本は、馬語の世界へとつながっています。 といっても、ほんの入り口にしかすぎません。 あくまでも人間であるわたしが、 「どうもこういうことかもしれない」と 翻訳して書き留めた覚え書きのようなものです。